2023年1月27日 (金)

Nikon D500 飛物AFをすこし考える

仕事忙しで撮りに行けないので、昔の写真でAFの考察をしてみます。

2022/07/18の撮影から蔵出しです。

 

まず、AF枠を入れた8枚を見てみます。

220718

AF枠は赤のひし形に□があるグループAFです。

グループAFは「撮影者が選んだフォーカスポイント(グループ)を使ってピント合わせをします。広い範囲で被写体を捉えるため、誤って背景にピントが合ってしまうことが起こりにくくなります。1つのフォーカスポイントでは捉えにくい被写体を撮影する場合に適しています。」とnikonは言っています。 事例を見ると被写体が小さい場合に有効とあります。

メーカーの資料は何を言っているのかよくわかりませんので実験するのみです。

 

1~4枚目までは赤枠に少し掛かっていますが、5~7枚目はAF枠から離れてしまっています。

ピントがどうか、並べてみてみます。

 

1枚目

20230204_01

2dsc_9898_01

ピントはカワセミの足の下の水しぶきに合っています。やはり明るいものにピントがいきますね。

 

2枚目

20230204_02

2dsc_9899_02

これもしっぽの下の水玉にピントが来ています。カワセミはその恩恵でピントが来ているだけですね。

 

3枚目 

20230204_03

2dsc_9900_03

しっぽの明るい部分にピントが来ています。やっとカワセミ君を捕まえたようです。

 

4枚目 

20230204_04

2dsc_9901_04

カワセミ君にピントが合い続けています。

 

 

5枚目 

20230204_05

2dsc_9902_05

□枠の外に出ましたが、ピントは合い続けています。これがAF-C コンティニュアスモードなんですね。

 

 

6枚目 

20230204_06

2dsc_9903_06

ピントはカワセミを追い続けています。枝の横切りでもカワセミにまだピンはきています。えらい。

 

7枚目 

20230204_07

2dsc_9904_07

まだまだ追い続けています。

 

この後はピントがボケていました。

2016年製の一眼レフ D500 は最初に□枠の中にカワセミを入れないとピントは合いませんが、その後は結構捕まえてくれています。

下はD500のAFポイントです。□と・を合わせて153点あります。

今回のグループエリアは□が4つと真ん中の□1つで5点だそうです。(よくわからん)

01_d500af02jpg

上下にAFポイントのない部分がありますので、そこにカワセミが行ってしまうとピンボケになります。

今回は画面の上に上がりすぎてピンボケになったと思います。

 

最近のミラーレスのR5,R6,R7などは画面全部にAFポイントがあるようです。

そしてカメラが鳥を探してくれますから中央で捉えなくてもピントは合うようです。凄いですね。

今回は去年の資料なのでカメラの設定が今と違うかもしれませんので、次回は最近の資料から再度分析してみようと思います。

ではでは...

 

2dsc_9915_08

枝戻り でした。

Nikon D500 + AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II

 

2022年12月 7日 (水)

理想のカメラと望遠レンズって?

蔵出しです。

 

冬は陰影がありすぎて編集するのに苦労します。

0dsc_6869_01

けっこう遠めの位置です。30m~35mくらいでしょうか。

 

0dsc_6870_02

飛び出しました

 

0dsc_6871_03

かつおぶしポーズ

 

0dsc_6872_04

飛び込み

 

0dsc_6873_05

 

 

0dsc_6874_06

出たー

 

0dsc_6875_07

影が暗いです

 

0dsc_6876_08

残念。後ろに出て行った。

 

0dsc_6877_09

9枚目、翼を広げて(1500x1000ピクセル切り出しを1200巾にリサイズ)

 

0dsc_6878_10

上昇です

 

0dsc_6879_11

 

0dsc_6881_12

 

0dsc_6882_13

ブレーキ開始

 

0dsc_6884_14

着陸。枝の後ろで残念。

これだけ遠いと、飛び出しから着水、離水、戻りと全部が撮れるんですね。

 

ここで考えてみます。

001dsc_6877

この絵は、9枚目の画像のトリミング無しの元画像です。遠いのでカワセミはこの程度の大きさで写ります。

(Nikon D500 + AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II)

トリミング無しで1200x800にリサイズ

 

フルサイズのカメラと600mmのレンズの組み合わせがほぼ同じ画角になります。

ということは、フルサイズで高画素のカメラと600mmレンズがあれば、この程度のサイズで写せて

なおかつ高画素ならトリミングはもっとできて詳細に切り出せる、ということになります。

002dsc_6877

これは、2000万画素から、900x600ピクセルで切りだしたものですが、

ソニーα7RVの6000万画素と200-600mmレンズとかなら、もっと詳細に切り出せるのでしょうかね。

まあ、遠くてもガチピンで写せるのが条件だけど憧れてしまうな(でも重いですよね、値段もえらく高いです)

 

 

0dsc_7018_15

こんどは至近距離です 20mくらいです。

 

0dsc_7031_16

近いので、飛び込み開始から水中への着水まで1枚も撮れません。この出てくるところでもボケボケです。

 

0dsc_7032_17

飛び出しでやっとピントが合いました。

 

0dsc_7033_18

 

0dsc_7034_19

 

0dsc_7035_20

こんな近い場所は、換算300mm程度にできるズームレンズが欲しくなります。

となると、レンズはソニー100-400mmx1.4テレコンのほうが200-600より軽いかな? 

でも、もっと値段が高くなるなぁ。 買えない、無理ですね。妄想だ。

 

 

0dsc_7068_21

留まりもの3態。

0dsc_7070_22

0dsc_7125_23

 

でも単焦点の良さも捨てられませんね。

近場でのレンズの振り方を練習するのみです。

 

 

2022年11月27日 (日)

コンティニュアスAF(AF-C)ってどうよ!

 AF-C コンティンユアスAF を使ってはいますが、いままであまり信じていませんでした。

でも、今回の写真で、最初のターゲットに続いてピントが追従しているのがわかりました。 

 

今日はいい天気です。15:00少し前なので西日のようにかなり横から日が当たっています。

撮影条件は以下のように APS-Cで500mmレンズ、f8、S=1/2000、ISO補正-0.7、ISO 900でした。

カワセミまでの距離は35m程度と、いつもより遠いです。

00_20221129172301

以下傾き補正だけでトリミングはほぼ無しの状態です。

 

0dsc_6436_01

2枚目 飛び出しました。

 

0dsc_6437_02

3枚目 かなり画面の下部ですがピントは来ています。

 

0dsc_6438_03

4枚目

 

0dsc_6439_04

5枚目 全然画面中央にカメラをもってこれません。

 

0dsc_6440_05

6枚目

 

0dsc_6441_06

7枚目 やっと中央に合わせられました。

 

0dsc_6442_07

8枚目 こんどは上のほうになってしまった。

 

0dsc_6443_08

9枚目

 

0dsc_6444_09

10枚目 飛び込み

 

0dsc_6445_10

11枚目 出てきそう

 

0dsc_6446_11

12枚目 出ました

 

0dsc_6447_12

13枚目 真ん中より外れているけどピントは来ています。

 

0dsc_6448_13

14枚目 ここで完全にボケボケになりました。以上連続撮影おしまい。

 

では拡大

0005_20221129203601

5枚目拡大   かなり下のほうでしたが、拡大すると意外とピントが合っていました。

 

008_dsc_6442

8枚目拡大 こんどは画面上部に映っていたもの。

 

00

12枚目拡大

 

00dsc_6447_02

13枚目拡大 水もきれいに映りました

 

ということで、 AF-Cって効いているのかなと思えました。

レフ機なのでAFのターゲットマークは真ん中表示だけで、あっている部分に動いて表示されないので、これまであまり信じていませんでした。

明るくて、F8で撮れたし、遠くの被写体だからフレーム内の動きも遅い..などの条件だからか?

これでもまだ完全には信じていません。カワセミ撮影の考察でした。

 

Nikon D500 + AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR

 

2022年5月11日 (水)

カワセミ持ち帰り 飛物撮影考察

ある日のカワセミです。

 

1dsc_5410

 

 

1dsc_5416

水中からの飛び出し。水しぶきにピントがいっていてカワセミはピンボケです。

この原因は後で考察します。

 

 

1dsc_5417

2枚目でカワセミにもピントが合いました。

 

 

1dsc_5418

 

1dsc_5419

 

1dsc_5420

 

1dsc_5421

 

1dsc_5422

 

1dsc_5423

枝をまたいでもピントが合っていた。えらい。

 

1dsc_5424

 

1dsc_5442

途中 ピン甘は省いてありますが、飛び出しから枝戻りまでけっこうピントが合って満足です。

 

では考察です。(ゆる~~~~いです)

ニコンの現像ソフト NX Studio でフォーカスを表示して確認します。

トリミング無しです。

Aaa5416

AFゾーンからわずかにずれていますが少しは入っています。次ではピントが合うと思われます。

と考えるのか、ゾーンに入っていないから単純にピントが合わないのか ???

 

300mm x1.7テレコンで 約500mmになるので、大きく引き寄せできる分、AFゾーンに入りやすいかも。

1.7テレコンは使い物にならん、という意見は多いが、意外とそうでもない、と思う、結構使える。

 

Aaa5417

次のコマではAFゾーンの中にカワセミが入ってきました。これならよし。

というわけで、いまだAFゾーンがなんとかかんとか、と言っている。一眼カメラの私でした。

 

かたや、鳥認識、瞳認識、全エリアで認識...ふーん、やるじゃないか、最新型のミラーレス。ええなぁ。

 

Nikon D500 + AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-17E II 一眼レフ機です。

2021年12月19日 (日)

D500でカワセミを撮る

今日はカワセミ嬢は出てくれましたが、少しの滞在ですぐにいなくなってしまいました。

 

撮れ高も少ないので、こんな時はカワセミ飛びものの撮り方の研究をしてみます。

Nikon D500 +AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E II テレコン

の組み合わせす。APS-C の420mmですので換算630mmになります。

その他のデータは画面に表示しています。カワセミとの距離は約15m。三脚・ビデオ雲台使用です。

 

フォーカスモードは AF-C。 AFエリアモードは グループエリアAF を使っています。

D500のAFは他にも、シングルポイントAF、ダイナミックAF(25点、72点、153点)、3D-トラッキング、

オートエリアAF などありますが、カワセミ飛びものには グループエリアAF をメインに使っています。


Nikon NX Studioという現像ソフトはフォーカスポイントが見えるので、これを表示させて検討します。

 

1枚目。カワセミが水中に飛び込んだところです。

狙いは水しぶきの中心ですが、振りがまだターゲットに追いつけていません。遅れています。

8189

 

2枚目。大きな水しぶき。まだこのターゲットに合っていません。

8190

 

3枚目。カワセミが出てきましたが、まだ四角枠の中に入っていません。少しずれています。

Nikonによると、「このグループエリアAFでは5点のポイントで構成されたグループから最適なピント位置が割り出されます。いわば、面でピントを捉えているので、ピント合わせが難しい被写体でも簡単に精度よくピントが合います。」と言っています。5点とは赤の四角枠4つと中心1つ(中心の四角は表示されていませんが)の計5点だと思います。

10枚/秒の連射ですので 3枚=0.3秒の間は同じポイントですので、その間にフォーカスを合わせたいです。

8191

 

4枚目でやっとカワセミの羽にターゲットが合いました。でもピントは合っていません。

8192

 

一度ターゲットを捕らえると、次ではAF-Cの威力でグループのゾーンを外れてもピントは合うようです。

8193

 

これもピントが合っています。

8194

 

まだピント合っています。

8195

 

ピンは来ています。(くわえているのが、お魚では無いのに気づいたようで落としました。)

8196

 

このあたりからピントが合わなくなってきてます。

8197

 

これで思うのは、2枚目で水しぶきにターゲットが合っていれば、3枚目のカワセミが見えてきたときにはピントが

合うのではないか。ということです。

...言うは易し...ですね。 カメラの構え方、振り方 。。いろいろ考えます。

 

では、上記の結果をトリミングしたファイルで並べます。

4枚目です。フォーカスエリアで捉えただけでピントは合っていません。

1dsc_8192

 

5枚目、ピントが合いました。

1dsc_8193

1dsc_8195

 

 

 

 

 

小魚ではないのがわかって、捨てました。ピントが合ったのはここまででした。

1dsc_8196

1dsc_8197

ではでは。

 

 

 

2021年5月15日 (土)

カワセミの飛び出し撮影の考察

このページに意外と多くの方が検索で訪ねて来ていただいていますが、

中身は未熟な内容ですので、恥ずかしいです。

以下の撮影方法のリンクを貼っておきますので、そちらで最新の情報を見てください。

 

こちらです→ カテゴリー:撮影方法 

 

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今日は、テレコンが不調のため 300mmレンズそのままで撮りました。

換算450mmになります。

 

オスのカワセミです。

1dsc_4026

草むらが無いとさらに良かったのですが、まあこんなものです。

15m程の距離ですので300mmだと、くっきり感がなくかなり苦しいです。

1dsc_4027

 

飛び込み飛び出し時にカメラがどこを狙っていたか、ニコンの NX Studio という現像ソフトで確認してみます。

以下の写真のように設定したAFエリアモードがファインダーと同じ状態で表示されます。

今回はグループAFゾーンですので、赤い四角が4つひし形に並んでいます。

 

使用機器 Nikon D500 + Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED (テレコン無し)

・設定確認

AFモード  AF-C

AFエリアモード グループAF

・カスタムメニュー

a1:AF-Cモード時の優先  レリーズ

a3:AFロックオン 横切りへの反応 3(中間) 、被写体の動き ランダム

c2:半押しタイマー 6秒イマー

 (今後は1分に変更、AFの動きが遅いような気がするので、D500スポーツAF編を参考に変えてみる)

 

1.飛び出し前です↓  データは左下の通り。M設定です。露出補正-1.0は少し下げすぎです。

0515001

 

2.この間1枚あります(省略)

 

3.飛び込みましたが、カメラは追いついていません。

0515002

 

4.浮上の時にやっとフォーカスゾーンに入りました。

  まだ水しぶきにフォーカスは合っていません。

0515003

 

5.レンズは左右の中央にはとらえられていません

0515004

 

6.ここで水しぶきにフォーカスが合いました。

  羽根の左側がギリギリゾーンの中です。

0515005

 

7.飛び上がりは、飛び込みより遅いので合わせ続けられるようにしなければ。

0515006

 

8.なんとか、ゾーンの中です。

0515007

 

9.このへんから木に止まるためにブレーキがかかります。

0515008

 

10.バックの岸辺の木にフォーカスが取られました。

0515009b

 

10.木に止まる直前。これもカワセミはボケています。

0515009

 

なかなか難しいですね。

 

5.の拡大です。明るい水しぶきにフォーカスするようです。

カワセミにピントがこない時もあるので、最近明るいときはf8程度に絞り込んでいます。

それでも合わない時もあり、カメラかレンズのAFの遅さに原因があるのかもしれません。

1dsc_4115

諸先輩方の写真を見ると、f5.6などの開放で撮ってもピントばっちりできれいに撮れているのを

拝見すると、カメラの違い、レンズの違い、腕の違い、を強烈に感じます。

まだまだ、精進せねばと思います。

 

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以下が撮影方法の最新版のリンクをです。よろしければそちらで最新の情報を見てください。

こちらです→ カテゴリー:撮影方法 

 

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